最近、股関節・膝の痛みが気になる。歩けない程の痛みではないが、出かけるのがおっくうに感じる。施術歴16年の現役整体師が、スッキリする方法をお伝えします。
股関節・膝の痛みの原因は何?
本日の主人公
47歳 さとるさん
最近、股関節と膝の痛みが気になる。
歩けない程ではないが、痛みで夜目が覚めることもある。
痛みのせいで、最近は出かけるのが少しおっくう。
元々スキーが好きで、若い頃は結構本格的にやっていて、足腰周りを痛めることもよくあった。疲れがたまると、股関節、膝に痛みが出ることが多い。
現在は、週末に軽くジョギング・ジムに行く程度。
股関節痛・膝痛の原因、シチュエーションとして、おおまかに以下3つです。
①スポーツ・運動のやりすぎ
②年配の方
③過去のケガからくる
①スポーツ・運動のやりすぎ
私の施術経験からして、とにかく多いですね。
シンプルに、スポーツ・運動のやりすぎという方が。
ストイックな方に多く、自分ではそんなに大した運動量ではないと感じているが、私からすると明らかに負荷のかけすぎ、がんばりすぎ。
②年配の方の場合
股関節痛・膝痛といえば、年配の方をイメージすることが多いのではないでしょうか。
加齢とともに、身体のバランスが崩れ、筋肉量も落ちていきます。
「歳だからしょうがない。。。」といえばそれまでですが、ケア次第では、いくらでも状態はよくなります。
③過去のケガからくる場合
これも非常に多い。今回の主役さとるさんもこのパターン。
以前に足周りのケガ(ねんざ、靭帯痛めたなど)をしていて、疲れがたまったり、寒くなったりすると症状が現れるパターン。
どうすればよくなるの?
では、具体的にどうすればいいのか。
上であげた状況別に見ていきましょう。
①運動は少しお休みしよう
やりすぎが原因なので、量を減らす。
いたってシンプルな答え。
医者で、食べ過ぎといわれたら、食べる量を減らしますよね。
お酒飲みすぎといわれたら、飲む量を減らしますよね。
それと同じです。
しかしこの話をすると、
「運動のやり方が悪いんですよね。フォームを修正してみようかな。」
「筋肉量が足りないのかな。筋トレを増やそうかな。」
となります。
ちがうの!
量を減らせと言ってるの!!
休めってこと!!!
やるなってこと!!!!
一生運動するなと言ってる訳じゃないです。
状態がよくなったら、また好きなだけ運動してください。
あなたが、プロのアスリートなら話は別です。
多少のケガや不調でも、トレーニングは簡単に休めません。
身体をいじめて、いじめて、いじめぬくことも時には必要でしょう。
そして、ライバル達に勝ち、家族の生活を守っていかなければなりません。
あなたは、プロのアスリートですか?
おそらく違いますよね?
では、休んでください。
②筋肉ある、ない論争
股関節痛、膝痛に限ったことではありませんが、巷でよくいわれる
「筋肉が足りないから痛いんですよね」
もちろん筋肉は、ないよりはあったほうがいいでしょう。
しかし、筋肉の有無が痛みのメインの原因であるとすると、
マッチョの人は、痛み知らず。
極端にやせてる人、乳幼児などは、全身痛みだらけになってしまいます。
実際そんなことないですよね。
腰痛持ちのマッチョもいるし、逆に子どもたちは、元気よく朝から晩まで走り回ってますよね。
じゃあ、なんで痛いの?
年配の方の場合を例にすれば、「身体の使い方」ですよね。
どうやって歩いているか。
どんな姿勢で立っているか、座っているかなど。
痛みがあるから、うまく身体を使えないってのもあるでしょうが、
若い頃から比べて明らかに衰えた筋力、柔軟性、平衡感覚など。
日常の何気ない動作でも難しくなります。
なので、今からどれだけ意識、ケアできるかですよね。
ある日突然、背中がバンッ!と丸くなるのではなく、長い月日をかけて少しずつ 少しずつ丸くなる訳ですから。
③お尻、太ももをゆるめることを意識
私の場合、どんなことを意識したらいいですかね。
さとるさんのように、疲れがたまったり、寒くなってきた時期に症状を感じる方は、普段からお尻・太ももをゆるめることを意識してください。
マッサージへ行ったら、お尻・太ももを念入りにやってもらう。
ストレッチするなら、お尻・太もも部分を。
経験上、お尻・太ももがゆるむと、足腰周りの不調はかなりとれやすいです。
(※お尻・太もも周りの筋肉は、股関節や膝関節をまたいでついています。)
不調にならないように、予防としてセルフケアするのももちろん良し。
お尻・太ももは非常に大きな筋肉なので、ここがゆるむと、効果が出やすいです。
人間誰しも、「疲れると◯◯が痛くなるんだよな、調子悪くなるんだよな。」というのが、あるかと思います。こういうのって、もちろんない方がいいんですけど、ある意味身体からの警告なんですよね。「疲れたまってますよ〜、そろそろケアしてよ〜、もっと休んでよ〜」というね。
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