ここ1週間、指先にしびれ、違和感がある。
首のヘルニアが原因なのだろうか?
施術歴16年の現役整体師が、スッキリする方法をお伝えします。
首こり、指先のしびれの原因は何?
本日の主人公
45歳ともこさん。
元々肩こり、首こりはあったが、大して辛くはなかった。
月1でマッサージに行って解消できるレベル。
しかし半年くらい前から、強い首のこり・痛みがあり、ここ1週間くらいは、
左手の先にしびれを感じることがある。整形外科に行ったところ、「頚椎症」と言われた。
ネイリストで、仕事にも影響がでているので、早めに回復したい。
趣味で編み物もやっていて、昔から細かい作業が好き。
買い物などで歩く習慣はあるが、運動はあまり好きではない。
足元からの疲労の蓄積が原因
まずは、首こり=首周りの筋肉の緊張についてです。
巷では、
「ストレートネックだから、首がこる」
「スマホ首だから、首がこる」
なんてよく聞きますよね。
首が痛いんだから、首に原因がある。
首の形状に注目する。
いたって普通の考え方だと思います。
しかし、私が16年首こり持ちの方を見てきて思うのが
「脚の緊張、脚の冷えがひどい」ということです。
えっ?
なんで脚?
私は首が辛いって言ってるのよ。
首をマッサージしてぇぇ!
そうですよね。
気持ちはわかります。
でも、16年の施術経験と自身の首こり体験から語っていますので、
これは間違いないと思います。
少なくても大ハズレなことは言ってないはずです。
イメージでいうと、足元から疲れがどんどんたまっていく。
おしり→腰→背中と上がっていき、そして最後首まできて、
ハイ、首こりの完成という感じです。
なので、首こりを解消したいときのポイントは、
首ではなく、足元(根っこ)、身体全体をケアすることです。
実際施術でも、足先をゆるめると首が勝手にゆるむことが多いです。
足湯なんかもそうですよね。温めているのは膝下ですけど、
時間が経つと身体全体がぽかぽかしてきます。
逆に、身体が冷える時も足元からですよね。
だから、足元(膝下)って大事なんですよね。リフレクソロジーなんて、膝下しか触りませんからね。
それでも身体全体が楽になりますよね。
指先のしびれのメカニズム
次に、指先のしびれについてです。
簡単にいうと、
首肩周りの筋肉が過緊張→神経に影響→しびれる
という流れです。
頚椎からでた神経が鎖骨の下をとおって、腕・指先へと走っています。
その神経のどこかで異変が起きると、しびれがでます。
※ここでは、脳卒中・糖尿病など病気による手のしびれは除きます。
ただ、軽い首こりでは、指先にしびれがでることは少ないです。
長年の首こりの蓄積、たまってたまってこりが強くなって、ついに神経にまで影響してしまったよというイメージです。
画像は関係ない
整形外科でレントゲンをとったところ、
「少し頚椎ヘルニアがあるね。これが原因かもね。」
と言われ、「頚椎症」と診断されました。
そうでしたか。これから2つお伝えします。
①ヘルニアは、痛みの原因ではない。
年齢とともに椎間板は、つぶれたり飛び出たりするものです。
白髪やシミが出てくるのと一緒です。普通のことです。
実際、「痛みのある人」「痛みのない人」の両方に、
ヘルニアや椎間板の変性が見られます。
②頚椎症という言葉は、気にしないでください。
「頚椎症」と聞くと、うぁ、何だかやばそう。みたいな印象を受けます。
お医者さんは、とにかく診断名をつけないと、カルテを作ったり薬を出したりできません。なので、とりあえず気にしないでください。
もし、本当に深刻な病気・状態であれば、「頚椎症」と診断されることはありません。
どうすればよくなるの?
改善のために、具体的にどうすればいいですか
これからあげる4つを意識してください。
①身体全体をゆるめることを意識
首が辛いので、どうしても首に意識がいきがちですよね。
でも、大事なのは身体全体をゆるめること。
足元の冷えにも気をつけましょう。
※冷え性の記事
②運動量を増やそう(嫌いなものは嫌いでいい)
何か運動をしたほうがいいのは分かってるんですけど。
運動・スポーツはどうしても苦手で。。
大丈夫ですよ。歩く習慣はあるんですもんね。
はい。買い物や通勤では、なるべく歩くようにしてます。
たまに、1つ手前の駅で降りて歩いたり。
いいですね。
ただ、改善を早めるために、もう少しだけ運動量を増やして
みませんか?特別な運動はしなくていいですし、できる範囲で構いません。
例えば、わざと歩幅を広げて歩くとか、手を大きく振って歩くとか。速歩きとかもいいですね。
それぐらいならできそうです。
③同じ姿勢を続けない
人間も動物です。
同じ姿勢でずっと居続けるのは、不自然なこと。身体が凝って当然。
大事なのは同じ姿勢を続けないこと。
例えば、座り仕事であればイスの高さを変えてみる。
背中にクッションを入れてみる。
背もたれをつかったり、つかわなかったり。
ちょこちょこ姿勢を変えることで、同じ筋肉に負担がかかるのを防ぎます。
④適度な休憩
つい集中して、気づくと長時間作業を続けていることが多いです。
集中して取り組むのはとてもいいことですね。
ただ、お身体にとっては少々酷なことですよね。
あらかじめ時間を決めて、その時間になったら必ずひと休みするようにしたほうがいいかもしれませんね。
アラームセットとかして。
何から始めますか?
ここまでお話していかがですか?光は見えてきましたか?
はい。時間はかかりそうですが、がんばってみます。
あせらず、できることをできる範囲で続けていきましょう。
必ずよくなりますから。
今日お話したことの中で、まず1つ何から始めますか?
そうですね。仕事の合間に必ず休憩をとるようにします。
最近忙しいこともあって、全然休憩をとれていなかったです。
身体も心もひと休みするようにします。
わかりました。きちんと休憩をとるのも仕事のうちですもんね
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